背景
全てのエチオピア・コーヒー(生豆)は近年まで、エチオピア商品取引所(ECX)を通して輸出されていました。
2016年エチオピア政府は輸出に関する規制を緩和、コーヒー生産者・精製業者は輸出ライセンスを取得することにより、海外の輸入業者と直接取引を行い、
ECXを通さずに自分たちのコーヒーを輸出することができるようになりました。
へレフ・コーヒー・エクスポーター
シダマ州ボナ・ズリアのアエレ家は30年以上にわたりコーヒーの精製を行っており、エチオピア国内での販売、そしてECXを通して海外への輸出を行ってきました。輸出規制が緩和されたことを受け、アエレ家のツェガブは2018年、直接自分たちで輸出することを目指し、へレフ・コーヒー・エクスポーター を設立しました。
ヘレフ・コーヒー(エチオピア)アジア & オセアニアは、へレフ・コーヒー・エクスポーターのアジア&オセアニア地域におけるリエゾン・オフィスの役割を担っており、オーストラリア・バララット(メルボルンから北西へ110km)、および大阪を拠点としています。
私たちの活動、そして思い
私たちはシダマ州内に12のウォッシング・ステーション(生豆精製所)を所有し、600の契約農家(零細コーヒー栽培農家)が育て収穫したコーヒー・チェリーから生豆の精製を行っています。私たちは、契約農家の皆さんと密にコミュニケーションを取り、共に働き、一貫した高い品質を確実に保つようにしています。そして、農家の方たちからはプレミアム価格でコーチーチェリーを購入しています。
私たちは、契約農家の人々とは家族のように接することを信条としています。コーヒーを輸出する者として、コーヒー・チェリーの栽培・収穫、そして精製の全ての過程を理解し、農家の方々が日々直面している課題や困難を理解することはとても重要ですので、農家の方々とは日々密に連絡を取り、接しています。
私たちは、収穫から生豆の輸出まで、全ての作業工程における手順をしっかりと順守し、高い品質水準を維持、ハイクオリティーな生豆のみを提供し続けてまいります。
ヘレフという名前に込められた思い
「ヘレフ」(英語表記Heleph)とはヘブライ語で「変化」を意味します。「変わっていこう!」「変えていこう!」という、決意・思いが込められています。
経済問題や社会問題というような自分たちの力の及ばない大きな国家的な課題ではなく、時代の流れに応じて時々の状況に柔軟に対応し、考え方や行動を「変えていこう!」、自分たち自身が「変わっていこう!」という決意を表しています。
ヘブライ語は、イスラエルの言語です。エチオピア正教会はイスラエルと歴史的に深い関係があり、エチオピアの人々は、ヘブライ語やイスラエルにちなんだ名前を子どもにつけることもしばしばです。
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