シダマ
エチオピアは2020年6月まで、連邦政府の下9つの州(region)に分かれていました。シダマは
そのうちの一州・南部諸民族州(SNNPR:Southern Nations, Nationalities, and People's Region)の一地域(Zone)でした。
2019年11月20日シダマ地域(Zone)において、南部諸民族州からの独立を問う住民投票が実施され、住民の98%が州への昇格に賛成票を投じました。
その結果を受け、シダマは2020年6月18日に正式にエチオピア第10番目の州となりました。
州都は、エチオピアの首都アジスアベバから南へ275kmにあるハワサです。
シダマのコーヒーについては、地名がシダマであるにもかかわらず、
同地域産のコーヒーはシダモと称されることが多いため、若干の混乱が生じています。
地元の人々によると、 シダモは同地域固有の言語シダマ語(Sidaamu Afoo)で「シダマに住む人」を意味するため、
同地域産のコーヒーは シダマとすべきだと主張しています。
ボナ・ズリア
ボナ・ズリア(「ボナ」と称されることもあります)はシダマ州内19の郡(district)の一つです。
ボナ・ズリアの標高はおよそ2,200メートルで、エチオピアのコーヒー産地の中でも最も高地にあります。
ボナ・ズリアと周辺地域で収穫、精製されるコーヒーはハイランド・コーヒー(Highland Coffee)と呼ばれることもあります。
ボナ・ズリア産のコーヒーは、シダマ州とその周辺の地域で収穫、精製されたコーヒーとともにシダモとして輸出されてきました。
しかしながら近年、ボナ・ズリアのコーヒーはシダマの他の地域の高品質なコーヒーとはまた違った良さがあるとの指摘があり、
私たちは「シダマ・ボナ・ズリア」をアピールしていきたいと考えています。
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